『椿山課長の七日間』(37本目)

covastudio2006-12-13

【MOVIX Kameari - Theater#1(J13/14)】
MOVIX Club40ポイント

この作品はいいですよ。
百貨店の課長の椿山(西田敏行)が、ある日突然死して逝ってしまったあの世から、3人だけ、初七日まで“姿を変えて”現世に戻れる物語。
浅田次郎原作だけあって、ベタです。
一昨年『いま、会いにゆきます』以来の泣きまくり。
でもわかった。わたし、ベタドラマの方が好きだわ。
 
“七日間”という題ですが、実際には3日間のお話。
前フリでは、椿山が、美女「椿」(伊東美咲)になるっていう、男女逆設定が受けどころって言う印象でしたが*1、実際は家族・恋人の真実に迫るヒューマンドラマ。
なるほど、そうか、浅田は“不倫こそ真の愛”論者なんだ*2
それと、子役たち(須賀健太志田未来)が、この物語上の微妙な空気を演じるんだわ。

ということで、今年はオヒョイさん作品、ワンツーフィニッシュ*3

*1:劇中では笑いを取るシーンはあるけど

*2:“地下鉄”もそうですし

*3:椿山・デスノート。初恋は圏外かな?