フレッツ・ミルエネ導入(3/11追記)
一時期、オール電化+太陽光発電を検討していたのですが、相当の投資をしなければならないことがネックでした。
311があって、太陽光発電に対するエネルギーシフト助成も増強されるかな*1と期待してもこの通り。
じゃ、オール電化だけでも、と思うものの、電気に頼るのもちょっとリスクあるし、夜中のお風呂の追い炊きができるのもガスならではとも思うし、オール電化の資金源ってガス代を浮かすことだし・・・
ということで、全部見送って、東京電力の夜間電力割引契約『おトクなナイト』にしてみようか、と考えました。
一般的な契約(従量電灯B) | おトクなナイト8 | おトクなナイト10 | |
---|---|---|---|
割引時間帯 | なし | 23:00〜6:59 | 22:00〜7:59 |
基本料金50A(kVA) | 1,365円 | 1,260円 | 1,260円 |
昼間料金(第1段階) | 17.87円(〜120kWh) | 21.87円(〜90kWh) | 23.87円(〜80kWh) |
(第2段階) | 22.86円(〜300kWh) | 28.07円(〜230Wh) | 30.74円(〜200kWh) |
(第3段階) | 24.13円(301kWh〜) | 29.64円(231kWh〜) | 32.48円(201kWh〜) |
夜間料金 | ― | 9.17円 | 9.48円 |
(微妙に段階制料金の上限値が違っているところがポイント)
もちろん、何時帯に電気を多く使っているかわからないと判断できません。
東京電力に依頼してもいいのですが、有料でNTT東日本が使用電力量をモニターしてくれるというサービスがあることを知りました。
それが『フレッツ・ミルエネ』で、フレッツ光回線を引いてると利用できます。料金は月420円。
光回線のルーター←無線親機←無線アダプタ⌁計測器→分電盤 └────(レンタル)─────┘
って感じでつなぎます。
つなぎ方はフレッツ・ミルエネの公式ページに動画があるのでその通りにやればOK。
気を使うところは配電盤に子機からのケーブルをつなぐところ。
「赤」と「黒」の線は太い線のところで、はさみやすいところではさむようにします。
とは言っても直接電源端子につなぐようなことはしない*2ので、“間違ったらドカン!”なんてことはないです(でもブレーカーは落としましょう)。
ビデオでは分電盤のカバーに穴をあけましょうと言ってますが、ブレーカーのスイッチの窓をもう少し大きくちぎって、隙間に白い線を通せばいいです。
電気使用料はWebで見れます。
PCを光回線のルーターに直接続して、https://flets-eco.jp/ にアクセスするのですが、「お客様IDを入れてください」と聞かれます。
たいていの人は「開通のご案内」なんてどこにしまったか覚えてないでしょう。
まぁ、NTTに電話すると教えてくれるのですが、口頭じゃなくって後日郵便で送ってくるので、その場ではわかりません。
そこで、急いでいる人は、NTTから最初に送られてきた光回線のルーターの箱を探してください。そこに「CAF〜」始まる番号が貼ってあったら、それが「お客様ID」である可能性が高いです。
箱が見当たらない人は、普通にNTTに問い合わせてください。(ルーターはレンタル品なので、返す日まで箱取っておかなきゃなんないんですけどね)
うまく設定が済むと、こんなグラフが見れます。
これで、時間帯別料金に移行したら、はたして得なのかを考えてください。
とはいっても、ミルエネではデータをCSVで書き出すなんてサービスは(できるんでしょうけど)やってません。
そこでこの棒グラフに注目します。
ページのソースを見ると、棒グラフはGoogleチャートで書いていることがわかります。
棒グラフを右クリックして、「画像の情報を表示」します。で、そこにあるアドレスをエクセルとかにコピペします。
https://chart.googleapis.com/chart?cht=bvg&chs=700x190&chbh=11,0,4&chd=t2:34.4,27.4,24.6,28.9,54.3,89.8,54.0,52.2,32.1,23.2,14.9,16.3,29.6,31.1,30.6,28.7,28.6,31.0,31.6,37.5,40.2,36.3,34.1,58.8|
57.1,42.7,42.1,37.1,32.8,50.6,70.9,47.5,42.2,22.8,27.0,27.2,37.3,39.6,35.7,36.9,31.0,33.4,21.6,41.5,43.8,47.4,36.9,42.0|
5.7,9.9,14.2,17.9,21.2,26.2,33.3,38.1,42.3,44.6,47.3,50.0,53.8,57.7,61.3,65.0,68.1,71.4,73.6,77.8,82.2,86.9,90.6,94.8&chco=75d147,ff9733&chm=D,ff2a5f,2,4,3|h,0066FF,0,0.73,2&chxt=x,y,r&chg=0,20,1,2&chxl=0:|0|1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15|16|17|18|19|20|21|22|23|
1:|0.0000|0.6000|1.2000|1.8000|2.4000|3.0000|2:|0.0000|6.0000|12.000|18.000|24.000|30.000
上の緑色の部分が、前日の各時間帯の使用量、オレンジが当日の各時間帯の使用量になります。
これをカンマで分割して、左の縦軸の最大値(青文字)を掛けると、各時間帯の電力使用量がわかります。
で、それをエクセルに集計していくと、「おトクなナイト」に移行したときに、電気代が安くなるのか高くなるのかがシミュレーションできます。
上の例では4日間程の集計状況です。
この例ではピーク時が4〜6時台なので、「おトクなナイト」にしたら安くなるパターンですね。
でも、冬場は暖房とかで夜の方が使用量が多くなりがちです。7〜8月のエアコンが稼働する夏場で、しかも休日とかにどうなるかがわからないので、冬だけの判断で決めることはちょっとできないです。
電気の契約は1年間は原則継続なので、夏を過ぎてそれでも安くなりそうだったら、秋から移行するのがいいかもしれませんね。(ライフスタイルにもよりますが、「夜」より「早朝」にシフトした方が効果的かもです)
ちょっと、半年くらい様子を見てみます。
【3/11追記】
昨日の夕方から、ミルエネのグラフが更新されないなーと思って一晩様子を見ていたのですが、どうやら親機と子機のペアリングが切れていたようでした。
子機のLEDがゆっくり点滅してました。
復旧方法:再ペアリングします。
・親機の設定ボタンを楊枝で長押しします。
・1分以内に子機のボタンを長押しして早く点滅したら離します。
・子機のLEDが消灯したら再ペアリング完了です。