e-Taxは絶対に普及しない

確定申告の時期です。
会社勤めの人が税務署に毎年行く用事は、ほとんどの場合「医療費控除」だと思います。
 
税務署で書類書いていると半日はかかってしまいますので、事前に書類は作っておきたいものです。
確定申告を個人で簡単に行うには、
・Webで申告書を作成する
e-Taxを利用する
の2通りがあります。
 
わたしは年末調整をしている身ですから、もちろん源泉徴収書をもらっています。
国税庁の申告書作成ページは、ほんとよくできていて、源泉徴収書があれば、ものの10分で作成できます。
医療費控除をする人は明細の入力をしてください、ってことですが、そんなことしたら税務署の思うつぼです。領収書はあえてデジタルデータ化せずに、自分でエクセルとかで明細書を書いて、プリントして添付しましょう。日付と、診察料と、医療機関名を書いておけばたいていはOKです。*1
 
あとはWeb上で申告書がPDFで自動作成されるので、それを税務署に持っていけば、待って15分くらいで終了です。
役所とかに出張所を出していれば、もっと空いているかもしれません。
 
あと、e-Tax
これはオンラインで完結するシステムなのですが、やってみるとわかりますが、100%の人が挫折すると思います。
まず、住基カードを作らないといけない。住基ネット非対応自治体はどうするのでしょう?
それから、ICカードリーダーを自腹で買わなければならない。
他にも、専用ソフトが必要だとか・・・
年1回の申請のために、ここまでする人はよっぽどじゃない限りいないと思います。
初年度5000円の所得控除をうけられるのですが、還付額500円、または1000円程度のものです。
 
あと何年持つのでしょう?このシステム。

*1:チェック作業は膨大な作業になると思うので