『剱岳 撮影の記』(29本目)

covastudio2009-12-01

【Cinema Sunshine Ikebukuro】Screen#1
ファーストデイ:1000円
 
ほんとはバルト9で見るつもりでしたが、9:00からの1回だけになってしまったので、池袋で鑑賞。
ポイント制は、鑑賞料金の10%。1500ポイントで1回無料ということなので、
特別料金メインで見ている人には、あまりおいしくない制度。

剱岳 点の記』(http://d.hatena.ne.jp/covastudio/20090825#1251261844)の撮影に単独同行した大澤嘉工が制作した“ノンフィクション映画”。
ヘリもCGも一切使わず、実際にそこへ行って撮影した映画の舞台が克明に描かれています。
・通常の登山隊…行って、帰ってくる
・測量隊…………行って、三角点を設置して、測量し、帰ってくる
・撮影隊…………行って、天候状況を見て撮影できたら撮影し、撮りきるまで何日も通う
そう考えると、いかに撮影が大変だったかわかります。
ロープ1本、足場の幅は10センチ、落ちたら即死、みたいなところを何回も通るんですよ。
あと、撮影は“順撮り”で、実際の映画のシーンの順に撮ったので、役者が本当に劇中で育っていくわけですよ。だから、演技じゃないカットが撮れたと。
“点の記”の監督木村大作の熱意が伝わってきました。
スタッフは総出で機材やを運び設営し、ひたすら撮影できるコンディションを待つ。
役者は手ぶらで登下山するのですが、現地で着替え、ひたすら本番を待つ。場合によっては本番なし。
 
なんといっても、香川照之の明るさがいいんです。