『イキガミ』(18本目)

covastudio2008-10-04

【TOHO Cinemas Roppongi-hills】Screen#6
ポイント満点:0円
シネマイレージ・スタンプラリー★★★★★
ただいまのシネマイレージ   1603マイル プレミアアップグレード権獲得中
六本木ヒルズはレイト料金がないので、ポイント利用はそのまま1800円の価値。

 
久しぶりに泣きっぱなしでした。今年見た中ではいちばんの作品かもしれません。
ストーリーがわかりやすく、先が想像できたからかな?
若者に24時間前に「死亡予告書」が「厚生保健省」からやってくる。24時間でなにをするか?この作品では3人の青年の行動が描かれる。
そこは感動的な物語。しかし、背後にある設定の不気味さ。「退廃思想者」はどのように国家に洗脳されるのか?
映画ではさくらがキーワードになるのですが、さくらの咲く季節とカプセルが打たれる新一年生の入学シーン。呆然となります。
でも、みんなが表には出さないけれど、いつかはぶっつぶすという希望はもっているのでそこが救われるところでした。
 
架空の理不尽な物語で片付けてしまうのは実は危険で、実際に知らないところ(国民の過半数はその認識もせずに)で決まってしまっている法律がいくつもあることは確かに現実です。今日も、ショッピングセンターのホールで「裁判員制度」の告知キャンペーンをやっているのを見て、『イキガミ』の話とオーバーラップしてしまいました。