『告白』(15本目)

covastudio2010-06-16

【TOHO Cinemas Nichigeki】Screen #2
シネマポイント ☆☆☆☆☆★ 1回無料鑑賞権獲得
ただいまのシネマイレージ   1188マイル プレミアアップグレード権獲得
 
有楽町エリアの東宝がTOHO CINEMASになって初めて行きました。
以前の「日劇PLEX」と設備は特に変わりませんが、シネマイレージ、レイトショー
などのTOHOのサービスが追加されて、以前より使いやすくなっています。

「2009年本屋大賞」をとった、母と子のつながりがテーマのミステリーの映画版です。
“もはや社会現象となった”といわれていますので、本のほうに関わった身としては見ておかないと、ということで鑑賞。
ストーリーとしては、1つの事件「子どもを生徒に殺された教師」について、関係者の視点を切替えながら“告白”をするという仕立て。伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』が好きな人には合う感じ。
でも、人が4人死にますからね。血も飛び散りますし、決して明るく笑い飛ばせるストーリーではありません。
 
でも、そこが中島哲也監督のワザでしょうか。
原作以上に表現力豊かに、あのひたすら語る文体を映像化しています。
わたしは文字を読んだだけではあそこまで脳内で映像化できませんですよ!
それをこなす松たか子と子役達の演技がすごい。とくに直樹役の子のとち狂った感、鬼気迫るものがありました。
それに比べほかの俳優陣の影の薄いこと。あえて薄くして13歳の子どもたちを引き立たせてるんでしょうが。
ちなみにR15+指定なので、出演していた子どもたちは完成した作品を見られません(建前上は)