『マイレージ、マイライフ』(10本目)

covastudio2010-03-31

【Warner Mycal Cinemas Itabashi】Screen #4
シネマポイント ☆
 
ワーナーマイカルのポイントカードは、“入会翌月の6ヶ月後”までという制約があるので、
いままで入会を見送っていました。
なので、月末最終日に入会するのはあんまりオトクじゃないんですけれど、
ここは“5回みれば”1回無料なので、しばらくはワーナーをヘビロテすることにします。

リストラ宣告請負会社のビンガムは年間322日の出張をこなすビジネスマン。
彼のマイホームは飛行機。目標は1000万マイル。
スーツケース(バックパック)に必要最小限の身の回り品だけ詰めて、カウンターやホテルをメンバーパスを華麗にすり抜けていく様は見ていて気持ちがいい。
 
この映画は、いろいろな立場の人物が出てくるので、誰の身になってみるかでだいぶ作品の印象が違ってくると思いますし、誰の生き方にあこがれるかも人によって違うでしょう。
だから、この作品を見た後に“面白い”という感想は出てこないはず。
守るものひとつないビンガムの生き方にあこがれるかもしれないし、妹のありきたりの幸せにあこがれるかもしれないし、アレックスのような息抜きの恋かもしれないし、ナタリーのようなキャリアウーマンを目指す生き方もいいかもしれない。でも、リストラ宣告が他人事じゃない人が見たら、とても見てられないかも。
 
“人生をバックパックに詰め込む重さ”にたとえて講演を回るビンガムも、時には生身の人間が恋しくなる時もあったりして、ま、裏切られたりするんですが・・・
このブログ的には、ビンガムとアレックスが互いのマイレージカードメンバーズカードの自慢バトルするシーン、BlackBerryでチャットするシーンなんかがお勧めです。
 
でも、ナタリーのツンデレ(死語)具合に萌える人もいるかもね。