『おくりびと』(21本目)

covastudio2008-11-19

【United Cinemas Toyosu】Screen#8
シネマポイント★★★★★☆★ 無料鑑賞権1回獲得中
 
窓口の対応がとてもいい!
ポイントカードを出すと、『いつもありがとうございます』って。
オンライン予約も混んでいる時は便利だけれど、今日なんか、“あれ?こんなに空いていて大丈夫?”と思わせるくらいでしたので。
だからこその割引料金なんですか?

 
早く行かないと終わっちゃう、ということで、やっと『おくりびと』鑑賞。
所属していた楽団が突然解散し、求人広告の勘違いから「納棺師」になってしまったチェロ奏者大悟(本木雅弘)。妻(広末涼子)や友人や周りから“人にいえない仕事”という誤解を受けつつも、亡くなった人をあの世におくり出すという尊厳ある仕事だと誇りをもっていくさまを描いています。
わたし自身、ちょうど一年前に祖母の出棺に立ち会った(納棺には間に合わず)のですが、実際に経験しているといないとではだいぶ受け止めかたが違っていたと思います。
 
全体的に厳かで、ややもすれば沈鬱になってしまうテーマを、コミカルに表現していてそれはそれで面白いのですが、大悟の父親役である峰岸徹が公開後に本当におくられる立場になってしまうとは。撮影のときにはもうなにかを悟っていたんでしょう。
俳優陣が光っています、特に笹野高史の“枯れ方”は、見ていて清々しいものがあります。